このウェブサイトはRAと協力して早稲田大学学生生活課学生寮デスクが作成しました。

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自分の学びを他者の学びへ

2024.06.14

WISH RA/ 近本 路佳

皆さんこんにちは。政治経済学部政治学科2年の近本路佳です。
私は2024年3月から、国際学生寮WISHにてRAとして活動しています。まだまだひよっこRAということもあり、学びと成長の毎日です。

RAという存在を初めて知ったのは、実は入寮前、高校の先生とお話ししていた時でした。私がWISHに入寮すると伝えると、その先生から強くRAになることを勧められました。「学びになる、絶対に挑戦するべきだ」と。ただ、その時の私はRAという存在についてよくわかっておらず、また、自分が寮生活に馴染めるかどうかの不安もあったため、曖昧な返事しかできなかったことを覚えています。しかし、2023年の3月下旬、WISHに入寮したその日から、先生がどうしてRAになるべきだとあんなに力説していたのかがわかりました。寮生のために、様々に創意工夫をしながらイベントやSIプログラム(※1)、プロジェクトなどを企画し、普段から寮生を見守ってくれていたRAの先輩方と実際に接する中で、憧れを抱くようになりました。そんな中でRAを本気で目指そうと思ったきっかけが、福島研修(※2)で出会った一人のRAの先輩です。その先輩は実地研修の中で、自らが積極的に学びを得ようと質問をしたりリサーチをしたりと、我々寮生に学ぶ姿勢のお手本を見せてくれていました。それだけでなく、私達寮生の体調を気遣ったり、言語的なサポートをしてくれたり、質問をするよう後押ししてくれたりと、四日間献身的に活動をしてくれていました。そんな先輩に、どうしてそこまで頑張れるのかと問いかけた時すぐに返ってきたのが、「寮生の学びに貢献できるのが喜び」という言葉でした。この言葉を聞いて、私も先輩のように他者の成長の手助けをしたいと強く思うようになり、そのために挑戦したいと思えるようになりました。この言葉は、私がRAを目指すきっかけ、そして私のRAとしての指針になっています。

RA活動は、普段の授業やサークル、アルバイトなどとは全く異なった性質を持った活動です。様々な特色がありますが、その中の一つに、自ら課題を発見し、模範解答がないその課題に対して取り組む、という点が挙げられると思います。私達RAは、寮生の生活や学びのために活動をしています。しかし、「寮生」と一口に言っても、出身国や地域、言語、考え方や好みは、人それぞれ違います。相手によって、状況によって、対応は変えなくてはなりません。そこにパターンも正解もなく、私達には常に変化が求められています。もちろんそのことに対しては難しさもあり、決して辛くないとは言えません。しかしそれ以上に、他のRAと話し合い協力する過程は、非常に学びが多く、刺激的なものです。寮生が多様なように、RAも多彩な仲間ばかりです。同じ課題に対しても、みんなが違った角度から面白い案を出してくれます。そんな仲間と意見を戦わせる中で、より多角的な視点を手に入れ、問題解決能力を磨けるのではないかと思っています。そしてこれらの、答えのない問いに対して取り組む力を身に付けることで、寮生により良い学びを提供できるようになると信じています。

RA活動には、終わりも最適解もありません。常に変化と挑戦の日々です。  そんなRAとして毎日を過ごせていることに、RAの仲間、大学、そして寮生のみんなに感謝したいです。

#Testimonials #WISH

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