WISH RA/小倉 和真
国際学生寮WISH所属RAの小倉和真です。今期でRAに就任して5期目となります。兵庫県神戸市出身で、中学・高校時代では生徒会執行部やサッカー部に所属していました。今春から大学院政治学研究科に進学し、メディア・ジャーナリズムについて深く学んでおります。以下では、私自身の経験をもとに、RAがどのように日常生活で寮生や他のRAと関わっているのかについてお話しさせていただきます。
フロアを超えて寮生同士の交流を促進するために -公式イベント統括の経験から
WISHでは毎月公式イベントが開催され、RA組織の一部は数か月前から企画班として活動します。今年4月には「ナイトウォーク」という公式イベントを企画し、私はその統括を務めました。このイベントでは、1、2名のRAと約10名の寮生が一つのグループとなり、東京駅から東京スカイツリーまで歩きました。企画する際に特に心がけているのは、寮生目線で企画内容を考えることです。「同じ学部の参加者同士が、授業や課題の話で盛り上がれるのではないか」という考えから、同じ学部の寮生やRAがなるべく一緒になるようにグループを構成しました。その結果、寮生やRAから「学部のことで話が盛り上がり、とても楽しかった」というフィードバックを貰いました。自身の提案と実行が企画内容の充実に貢献したと感じ、今後も寮生がより満足できる企画を実現するために行動しようと思えるような経験となりました。
寮生と一緒に何かを成し遂げることの大切さ -SIプログラム(RR講義)初企画
WISH寮生だからこそ参加できる学びの場、SIプログラム。これは授業期間中に毎週開催され、中にはRAや寮生が主体的に企画運営を行うRR講義が含まれています。今期、RR講義の統括を任された私は、多くの寮生からのニーズである「メディアや教育に関連した話を聞きたい」という声に応えられるような企画を実現したいと考えていました。そんな中、一人の寮生から「より多くの寮生が参加してくれるような講義を企画したい」という相談を受け、寮生と共に試行錯誤を繰り返しました。結果、メディアや教育に関わった経験のある方を講師として招くことに成功し、講義当日は参加寮生の数が前期平均の約2倍にあたる65名に達しました。また、参加者のアンケート結果を見て、寮生のニーズに応えられたことに強い達成感を覚えました。これを経て、RAが寮生と共に一つの目標に向かって行動することの意味、そして重要性を改めて認識することができました。
RA仲間へのアプローチも忘れない -できるところから変えていこう
RAに就任してから現在まで総務部署に所属し、RAミーティング運営や新規RA面談に取り組んできました。前期は部署統括を務めたのですが、それまでは「新規RAに対するアプローチが充実していないのではないか」という課題意識を持っていました。そこで、まずは部署内で「コーチング制度」を設け、総務部署に配属された新規RAが活動で分からない点があればいつでも先輩に聞ける状況を作りました。また、新規RA面談を2回に分けて実施することを提案し、ヒヤリング内容や実施形態について何度も検討しました。結果、今まで以上に新規RAに寄り添える環境が作られ、新規RAからも高い評価を得られました。経験が長い分、RA仲間を一人も取り残さないことは特に意識するようにしています。
夢や目標に向かって一生懸命に取り組むことは大切です。その過程で行き詰った時に寮生や仲間に支えられる、この協力体制がRA組織ならではの良さだと思います。この記事を読んで少しでもRAに興味を持った方がいれば、ぜひ応募してみてください!新たな体験や成長の機会が待っています。