*ドミトリーフェス参加のWISH RAメンバーと一緒に
WISH RA 服部 心奏
慶應義塾大学・湘南藤沢キャンパスにある学生寮、Hヴィレッジにて開催された「ドミトリーフェス2025」に、Waseda RAとして参加しました。本イベントには、複数の大学の学生寮からRAやハウスリーダー、寮生など立場の異なる参加者が集まり、これからの国際寮の在り方について、活発に議論を行いました。
本イベントへの参加にあたり目標としていたのは、各寮の取り組みや現状課題、解決策などを共有し、それぞれの寮に持ち帰ることのできる知見を得られる場にすることでした。私たちRAは、日々の活動を通じて、寮生にとって学びと成長のある寮生活を実現することを目指しています。しかし、多様なバックグラウンドを持つ寮生が共に生活する国際学生寮において、RA活動に唯一無二の答えは存在しません。だからこそRAには、常に自らの活動を問い直し、より良い在り方を模索し続ける姿勢が求められます。一方で、同じ大学や寮の中のみで議論を重ねていると、視点や発想が固定化してしまう危うさもあります。そのため、大学や立場を超えて意見を交わすことのできる本イベントへの参加は、日々のRA活動を相対化し、見つめ直すうえで、大きな意義を持つものでした。


議論の中で特に印象に残ったのは、APUのRAの方々から伺ったイベント企画に対する考え方です。「1つのイベントで全ての寮生のニーズに応えることは難しい。そのため、全寮・棟・フロアというように開催規模を使い分け、特定のニーズにも応えられる企画を心掛けている」とのことでした。早稲田大学の学生寮においても、イベント企画はRA活動の重要な柱の1つですが、これまで参加率の向上に議論の重点が置かれ、ニーズを最大公約数的に捉えてしまう場面も少なくありませんでした。しかし、寮生のニーズは多様であるからこそ、時には対象を絞り、特定のニーズに丁寧に応える姿勢が、結果として満足度の高い企画に繋がることもあると気付かされました。
また、中央大学、ICU、慶應義塾大学の事例からは、寮生を巻き込んだ寮運営に関する学びが得られました。中央大学の国際教育寮では、RAとは別にULという役割が設けられており、各ユニットから選ばれた1名の寮生が、ユニット内の環境整備や入寮生対応などに関わっています。また、ICUでは、RAに相当する役割がなく、上級生の寮生が、フロアミーティングの運営や部屋割りの調整などの役割を担っているとのことでした。加えて、慶應義塾大学のHヴィレッジにおいては、寮内イベントやプロジェクトを、寮生自らが企画・運営する機会も多いと伺いました。学生寮は生活の場であると同時に、学びや成長を促進する場でもあるため、寮生が主体的に役割を担い、挑戦できる環境は非常に魅力的であると感じました。
私が所属する国際学生寮WISHにおいても、寮生がRRと呼ばれる寮生向けの講義を企画したり、WISH部と呼ばれる寮内の部活動を立ち上げたりすることが可能です。今回の学びを通じて、このような寮生主体の取り組みを、RAとしてより一層後押ししていきたいという思いが強まりました。

そして何より、本イベントを通じて強く実感したのは、参加者全員が「寮をより良くしたい」「寮生に貢献したい」という想いを確かに共有していたということです。議論が始まると、尽きることなく活発に意見が交わされ、そのような熱い想いを持つ仲間に出会えたことを心の底から嬉しく思いました。
今回の貴重な学びと出会いへの感謝を胸に、今後もRAとしての役割と責任を自覚し、変化を恐れず奔走していきたいです。